迷惑で危険な存在“道路族”
皆さんは“道路族”をご存知でしょうか?
主に、住宅街の道路上で遊んでいる子供や、会話に夢中になっている親同士のことを言うのですが、近隣の住民が迷惑だと悩んでいるケースが多く、社会問題になっています。

大抵の場合、子供が野放し状態。
車に轢かれたらどうするの?

交通事故も問題だけど、騒音問題も深刻なの。
道路族って、ホント迷惑。
子供のことなんてどーでもいいんでしょ。
轢かれても、周りの迷惑を考えない子になってもいいなんて、親としてヤバくない?
それって、子供のこと愛してるって言えるの?
自分が楽したいだけでしょ。— 野焼きナビ (@noyakinavi) 2019年3月23日
道路族が生み出す迷惑行為の実態
「道路族の何がいけないの?」
「車がほとんど来ない場所だからいいじゃない」
なんて意見も聞こえてきそうですが、表に出ていないだけで、道路族は周りに迷惑をかけていることも多いのです。では、実際に何が問題だと言われているのかを見ていきましょう!
騒音問題
道路族が発する騒音は、大きく分けて3種類
- 子供達の奇声
- 親同士の声
- ボールやスケボー、ゲームなどの音
小さい子どもが発する「キャー」「ギャー」という声は、親でも気が滅入ってしまうことがあります。他人ならなおさら。
親同士の会話の声というのも、女性特有の大笑いや驚いた声など、高音だから耳に響きやすいという特徴があります。
隣のおばさん、帰宅したら玄関前の道路で井戸端会議。私道の住人たちが帰宅するとキンキンの大声で「おかえりなさーい♡」を連呼。ご近所は家族じゃないよ、気持ち悪い。人も増えて、ウルサイ、本気で。 #道路族
— にゃお 道路族ってなぁに? (@nyao_nyam) 2016年9月6日
ボール遊びやゲームの音なども、隣の家との距離が近ければ近いほど聞こえて迷惑です。

この3つが合わさったら最悪ね。
交通事故
道路は、車やバイク、自転車などが通る道。そもそも遊びに使って良い道ではありません。
交通安全というのは「事故を起こさないぞ」「事故にならないように気をつけなきゃ」と思う人達がいて初めて実現するものです。
道路族の場合は、この「事故にならないように気をつけなきゃ」と思う気持ちが欠落してしまっています。親が近くで見ていても、会話に夢中になっていたら咄嗟の判断ができなかったり、子供を見失ってしまう原因にもなりかねません。
近所の住民や、仕事でその道を頻繁に使う人にとっては、交通事故加害者になってしまう恐怖もあります。

気をつけて低速で運転していても、小さな子供が死角から飛び出して来たら大事故になるわ。
ゴミの放置
ある程度年齢が上がってくると、親が付くことなく道路で遊び始めます。そうなると増えてくるのが、ごみの放置です。
- お菓子の袋
- ジュースのパック
- 食べ残しや飲み残し
- 割ったまま放置した水風船
などなど、とにかくいらないと思ったものは、その場で捨てるようになります。

風でゴミが近隣に飛んだり、虫が発生したり、治安が悪化しそう。
敷地内に勝手に入る
道路族の子供達の中でも、特に小さい子供達は、自分の家の敷地がどこまでか、ここは誰の敷地なのか、を理解できない子がほとんど。
庭や駐車場の中で、かくれんぼや鬼ごっこなどをして、自由奔放に遊びます。
親も「少しくらいならいいか」「バレなきゃ大丈夫」と、見て見ないふりをすることも。
物を盗ったり破壊する
勝手に敷地内に入ったら、植えてある花を摘み取ったり、野菜や果物を勝手に取って食べたりする子がいます。遊びに夢中になって畑を踏み荒らしたり、ボール遊びで駐車場の車に傷をつけるなど、大切なものを壊されたら損害賠償を請求されるなどの法的措置を取られることも考えられます。
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