運動会シーズン到来!
運動会のシーズンになると、休日に学校から賑やかな声が響いてきますよね♪
徒競走やダンスなど、日頃の成果を見られる貴重な機会なので、親としても楽しみなものです。
でも、実は不審者にとっても年に一度のお楽しみ・・・なんてことも。
うちの学校でも、盗撮、声掛け、置き引きやスリ、などが起き、数年前から「PTAによる運動会パトロール」がはじまりました。
不審者‥‥余計な仕事増やしやがって(怒)!!
今回は、
- 運動会パトロールとは一体なんなのか?
- 不審者の見つけ方
- 不審者を見つけた時の対処法
- 不審物の発見方法
などについてご紹介したいと思います。
運動会パトロールって何をしたらいいの?
「運動会パトロール」
この文字を見た時、何で“パトロール”が必要なの?という疑問で頭がいっぱいになりました。
うちの学校では、3人1組で30分交代で行います。
パトロールとは
巡回すること。特に、警官が事故の早期発見や防犯のため、一定の区域を見回ること。
引用:https://kotobank.jp/word/%E3%83%91%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB-603267
早期発見・・・防犯・・・
運動会において早期発見しなければいけないことってなに?
防犯って何をするの?
と疑問に思いましたが、これについては先生から説明がありました。
小学生に興味がある大人から子供を守る
世の中には小さな子供に(性的)な興味を持つ大人がいます。
こういう人物は、普段から公園や登下校時などに子供を狙っているのですが、運動会では普段は見ることができない体操服姿の子供を狙って学校に来ることがあります。
運動会は、親だけでなく祖父母も参観に来るので、自然に運動場に入ることができます。
また、カメラを構えていても不審者だと思われる確率がぐんと下がることから、絶好の機会なのです。
荷物を狙った置き引きやスリ
運動会の時は、ビデオ撮影や友達家族との会話に夢中になってしまい、手荷物が不用心になってしまうことも。
その隙を見て置き引きやスリが発生することもあります。
置き引きやスリは素人ではなかなか見つけることができないので、小学校によっては私服警官をお願いしている場所もあるそうです。
今回は、この2種類の目的が違う不審者の中でも、小学生の児童を狙った不審者に焦点を当てて対策を考えたいと思います。
不審者ってどんな人?
不審者といっても、保護者で作られたパトロール隊が見分けるのは一苦労です。
- 児童の保護者
- 学校関係者で写真を撮っているだけの人
なのかも・・・という不安がよぎって、なかなか声をかけづらいというのが本音ではないでしょうか?
確かに、一般の人に声をかけて怒られたら・・・って不安になっちゃうよね。
でも、普通の保護者なら子供を守るためのパトロールに対して怒る人なんていないわ!
そこで、今回は不審者だと思われる人物の見つけ方を、学校関係者に聞いてきました!
過去にこれで何度か警察に御用になった人もいたそうなので、是非参考にしてみてくださいね♪
1.不特定多数の子供を撮影している
写真撮影を依頼されている業者でなければ、普通は不特定多数の子供を撮影するということはありません。色々な学年の子供にカメラを向けている場合は、要注意人物です。
2.同行者がおらず、ほかの親や子供と一切交流をしない
子供が運動会に参加していれば、写真撮影をする際に(子供に)声をかけたり、家族の同行があることがほとんど。同行者がおらず、シートも敷かず、自分の子供に声をかける様子もなく、黙々と写真撮影をしている人は要注意です。
3.学校指定の腕章を付けていない。
最近では不審者対策のため、カメラやビデオ撮影をお願いしている業者には、学校から専用の腕章が渡されているのが一般的。腕章をせずに特定の児童だけでなく不特定多数の子供を撮影している場合は要注意です。
4.保護者用の名札を付けていない
3.同様、保護者に渡されている名札を付けていないのに、不特定多数の子供を撮影している場合は要注意。但し、普段の参観では名札が必須だけど、運動会に限っては着用を義務化していない学校もあるので、注意深く動きを観察して不審者なのかどうか見極めましょう。
5.声をかけようとすると逃げてゆく
不審者はパトロールをしている人が近づいてくると逃げるように立ち去る習性があります。パトロール隊から遠ざかったり、顔を隠すようなそぶりをしている人は要注意です。
6.マスク、帽子、サングラスの不審者スタイル
運動会シーズンの暑い時期に、マスク、帽子、サングラスの“いかにも不審者”というスタイルの人物も要注意!花粉症や陽射しを気にしているだけの人もいますが、「話しかけるな」というオーラを出している人は、運動会では積極的に声をかけてくださいとのことでした。
7.おじさんだけでなく若い男性や女性も注意
不審者=おじさんというイメージがある人も多いと思いますが、最近では小学生の写真を販売する若者や女性も多く報告されています。
若い男性や女性でも、不特定多数の子を撮影していたり、怪しい行動がする人がいれば積極的に声をかけに行きましょう。
不審者を見つけた時の対処法
では、不審者を発見した時はどんな対応をすれば良いのでしょうか。
ここからは、その手順をご紹介したいと思います。
まずは挨拶
「こんにちは~!暑いですねぇ。何年生の保護者さんですか?」
ここで、実際競技をしている学年でなかったり、何年生の保護者か言わない場合は要注意。
名札を付けるのが指示されている場合には、「名札をつけていなかったので声をかけさせていただきました」と言いましょう。
(ハッキリ「〇年〇組の〇〇の父(母・家族)です」と言われた場合は一安心。声をかけて参観の邪魔をしてしまったことを詫びて次に行きましょう)
不審者を発見したら学校関係者に報告
声をかけて逃げ出したり、無視して撮影を続ける場合には学校関係者に報告しましょう。
その際、相手の特徴や顔写真、逃げた車のナンバーなどを控えておくとGOOD。
但し、相手を刺激しすぎると危険な場合もあるので、その場でガンガン問い詰めるのはやめましょう。
できるだけ男性(パパさんや先生)を呼びに行ったほうが良さそうね。
不審者だけでなく不審物にも要注意!
運動会パトロールでは、不審者だけでなく不審物にも注意するように言われました。
具体的には、トイレに置かれた不審なものや、授乳室に置かれた不審なもののチェックです。
不審物の確認方法
- 天井に不審な火災報知器がないかどうか
- 観葉植物やポーチ、空箱が置かれていないか
- ペン(型の小型カメラ)が落ちていないかどうか
- 汚物入れが不自然ではないか
を確認しましょう。
一般的に盗撮カメラは下のほうに取り付けられています。屈んだ時に目線よりも下になる場所を重点的に探しましょう。
カメラなんて出てきたら、即警察へ通報だわ!!
学校に配慮して、警察官は別室で話を聞いてくれるそうよ。
運動会をブチ壊したら…許すまじ!!
さいごに
子供の成長を見られる貴重な運動会。
不審者のせいで台無しにしないよう、「あの学校はセキュリティーがしっかりしていて悪いことはできない」と思わせることが大切です。
また、意識が高い学校の生徒は、普段の登下校でも狙われることが少なくなります。
PTAの仕事で周ってきただけの運動会パトロールも、面倒くさがったりなぁなぁにせず、子供たちの命や安全を守るために、しっかりと意識して活動したいですね!
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